ラーメンをつくる人の物語 札幌の20人の店主たち 著者:長谷川圭介 A5判/128頁/定価 1,430円(本体1,300円+税10%) ISBN 978-4-903707-45-7 発売日:2014/01/10 伝えたいのは、「作っている人の心」 なぜラーメンをつくり続けているのか、ラーメンに何を込めているのだろうか。 ひたむきに打ち込み、紆余曲折を経て今に至る、 札幌で活躍するラーメン店主20人の心を深く濃く描写します。 浅石 勝/コクミンショクドウ 飯島啓介/櫻井ラーメン いそのかづお 石水孝治/餃子と麺 いせのじょう 内海てつや/らーめん てつや 大村哲也/山嵐 奥 雅彦/麺屋 彩未 音喜多孝志/つけめん Shin. 越澤 健/らーめん 虎 TORA 杉村浩二/凡の風 髙木優光/麺や 亀陣 髙橋明宏/麺屋 髙橋 高山秀男/あら焚き豚骨 あらとん 中島由美/煮干らぁめん なかじま 中山洋一/麺や けせらせら 藤谷哲彦/豚ソバ Fuji屋 古川 淳./men-eijiHIRAGISHI BASE 堀 寛/麺屋 菜々兵衛 光畑 健/らーめん 侘助 森 光範/KING BOO 鷲見 健/味噌らーめん専門店 狼スープ 著者紹介 長谷川圭介 keisuke hasegawa ライター。1976年愛知県刈谷市生まれ。 広告制作のライター業を経て独立。 北海道を拠点に活躍する職人、料理人、生産者などを多数取材。雑誌・書籍等さまざまな媒体でインタビューを中心とした記事の執筆を行う。 構成担当として「なでしこの父」(阿部由晴著)、「フローリスト・ノート」(いずれもエイチエス)がある 担当編集者より コトの始まりはこうだ。ラーメン好きを評して「ラオタ」という言葉があり、毎日食べる人もいれば1日2杯食す人もいる、と聞いた。はて。パスタ好きを評して「バスオタ」や、寿司好きにちなんで「スシオタ」という言葉は聞いたことが無い。 それほどまでに熱狂させるラーメンについて、「どのように」切口をつくればよいかと考えたとき、事前準備の時に聞こえてきたひとこと。あるお客さんがやっぱりAさんのつくるラーメンはおいしいね、と言った。しかしつくったのは、Bさんであった、という話。つくる人そのものが味に反映されているのではないかという話だ。 本書はラーメンの味や製法ではなく、つくっている人心の中のインタビューをまとめたものです。なぜラーメンなのか、つくり続けるために何をしているのか。札幌の20人のラーメン店主の「作っている人のこころ」を深く濃く描写しました。どれだけご本人たちの心に迫れたかはわかりませんが、お店で食べる一杯のラーメンに、作っている人の心のスパイスが入っていることは間違いありません。 長時間の取材撮影にご協力いただきました各店主のみなさま、様々な出会いを呼び起こしてくれたO社長、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 ラーメンと作っている人に心から感謝をこめて。 斉藤隆幸