北海道サッカーの挑戦 -Visions For Hokkaido Football- 著者:越山 賢一 四六判/264頁/定価 1,650円(本体1,500円+税10%) ISBN978-4-910595-02-3 発売日:2022/3/23 北海道のサッカー界が強く勝ち続けるために必要な、指導法・考え方・技術を公開します! 目 次 第1章/常勝チームをつくる30の実践指導法 1 人間を育てるコーチング 2 約束は生活習慣の改善から 3 審判員の特権をフル活用 4 長所、短所を見つけ出し表現する力 5 粘り強い指導から生まれる信頼関係 6 「選手づくり」ができる指導者とは 7 人間力ある良い選手を育てる努力 8 信頼を築くために信頼する 9 「止める、蹴る」に帰結する基礎練習 10 「全国1勝」の壁を乗り越える難しさ 11 勝ち続けるための新たな目標 12 ユニフォームと選手の「帰属意識」 13 極上の喜びを得るための攻撃的戦術 14 選手の自立を促す練習試合 15 チームカラーを創り出す質問方法 16 最適な緊張と興奮を与えるための選手観察 17 勝利を導くミーティングと監督の言葉 18 積極的思考を獲得させるコミュニケーション 19 笑いを忘れた選手は「駒」でしかない 20 勝つことで可能になった持続的成長 21 共有すべき点は必ず全員で確認 22 勝ちたければチームメートの助けが必要 23 「俺」とは言わせない日常会話のルール 24 大会運営で知る人間育成・選手育成 25 ピリオダイゼーションと良質な基礎練習 26 短い練習時間だから高まる集中力 27 練習の主目的に沿ったウォーミングアップ 28 画期的!授業で取得できるC級コーチ 29 選手とチームの命運を決めるけがの処置 30 強豪は準備万端でチームのスタイルを磨く 第2章/北海道サッカーの将来を考えるー審判指導者・審判員ー 第3章/北海道サッカーを支えるー技術指導者編ー 著者紹介 越山 賢一 Kenichi Koshiyama 前北海道教育大学岩見沢校サッカー部監督、A級コーチジェネラル、元JFA1級審判員、JFA1級審判インストラクター、Jリーグチャンピオンシップ第2戦審判(1997)、北海道初のJ1リーグ主審 岩越 英治 スリーエススポーツクラブ代表理事 富居 徹雄 旭川実業高校サッカー部監督 四方田 修平 横浜FC監督/元北海道コンサドーレ札幌 山崎 裕彦 元国際副審 大岩 真由美 元女子国際主審 大岩 真由美 元女子国際主審/FIFA女子ワールドカップ中国2007主審 木村 博之 国際主審/プロフェッショナルレフェリー 担当編集者より 「壁の高さより、壁の厚みを初めて知りました」 これは著者が岩教大(北海道教育大岩見沢校)を率いて出場したインカレの流通経済大戦で惜敗した時、あと一歩でしたね? と記者から問われた際の一言。壁を乗り越えた時にはじめて、その壁が厚いことがわかる。著者は岩教大を率いて、インカレや総理大臣杯の常連にまで育て上げた名伯楽だ。 第1章では自身の指導法を中心にサッカー技術指導論、指導者としての医学知識の必要性、選手との対話・距離感・生活指導面まで展開する。 第2章には世代別カテゴリの指導者とのトークで、次の世代に引き継いでいく指導のあり方を深堀り。 第3章では審判員からの見地を寄せてもらっている。 本編通じて流れているのは、北海道サッカーを発展させるために、世代別指導者や同じグラウンド上に立つ審判員からの幅広い意見を聞き、指導法や技術理論などの情報や考え方を、指導者間で共有しようというものだ。 斉藤隆幸